アンコール遺跡群 + 西バライ・西メボン +
2010年 05月 14日
西バライとはアンコール王朝時代にスールヤヴァルマン一世によって造られた人工貯水池のことです。場所はアンコール・トムの西に位置していて、街からはトゥクトゥクで20分ほどの距離です。
この日は友人のサラットさんの義理の弟であるワンナさんの案内で、午前中は街から少し離れた遺跡巡りをし、2時間ほど部屋で休んでから再びワンナさんの案内で西バライに向かいました。この写真の方がワンナさんです、普段の仕事はトゥクトゥクの運転手さんです☆
*西バライ*は東西約8km、南北約2kmもある巨大な貯水池です。この*西バライ*の真ん中に浮かぶ小さな島が*西メボン*です。もちろんこちらも人工の島です。
(西バライに行くのに、アンコール遺跡の入場券は必要ありません)
*西バライ*からはボートに乗って*西メボン*まで向かいます。何隻かボートが泊まっているので、船頭さんと値段の交渉します。この時は2人で往復10ドルでしたが、10人くらいは乗れる船なので人数が多ければ一人当たりの値段ももっと安くなるはずです。
約10分ほどで*西メボン*に到着します。
船が到着すると、そこで待っているのはバイクのお兄さんさんです。待ってましたと言わんばかりに満面の笑顔で手を振っています!ここからはバイクに3人乗りで島まで行きましたが、ちょっと怖かったです・・・(2人で1ドル)
西メボンの遺跡はほとんどが崩壊してしまっていて、島に残るのはほんのわずかな周壁の一部と塔門だけです。
島に着くとどこからともなく子供たちが集まってきて、イッキに取り囲まれます。ポストカードを売りたい子供たちは売り込みに必死で、遺跡見学どころではありませんでした。ただしばらくすると諦めるようで、ただひたすら付いて周ってきてくれます(笑)
塔門をくぐると続くこの道の先に「横たわるヴィシュヌ神の像」が発見された井戸があります。
「おお~、この井戸かぁ~!」としみじみ眺めてみる間もなく、子供たちが一斉に話しかけてくるので大変!でも無邪気でかわいくて楽しい☆きっとあまり人が来ないのでしょう。この時も島には私たち以外の観光客は1人もいなかったので、珍しかったのかも。
彼女はスワンちゃん。ずっと最後まで私の横を歩きながらイロイロな話しをしてくれました。
「僕の写真も撮ってよ!」とポーズをとってくれる子供たちでいっぱい☆
井戸の周りで少し子供達と遊んで、再び塔門をくぐってもとの場所に戻りました。島の見所もこれで終わり。本当にちょっとだけなんです。
ここは島の新しい寺院です。長老のおばあちゃんがお祈りをしてくれると言うので、おばあちゃんの後ろに座って見よう見真似でお参りしました。
島の子供たちとお別れをして再びバイクで船乗り場へ。*西メボン*の小さな島とお別れです。
*西バライ*の船着場に到着すると、氷ジュースをかって巨大な*西バライ*と遠くに見える*西メボン*をもう一度ゆっくり眺めてみました。「とても11世紀に造られたものとは思えない!」とますます思うのでした。
by no-ri-pon
| 2010-05-14 13:15
| *カンボジアの風に吹かれて*